「雨が近づくと頭が痛くなる」「天気が崩れる日は首や肩もつらい」。そんな経験はありませんか? 今回は、天気と体調の関係や、日常でできる工夫、鍼灸で相談できることを、とびーさんに聞いてみました。
※この記事は、天気に伴う不調についての疑問を会話形式で解説したものです。特定の患者さんの治療経過を紹介するものではありません。
雨が降る前から頭が痛い。気のせいでしょうか?
とびーさん、雨が降る前になると頭が痛くなるんです。天気予報を見るより先に気づくこともあって…。気のせいでしょうか?
気のせいと片づけなくて大丈夫ですよ。気圧や気温などの変化が、片頭痛の発作のきっかけになる方はいます。ただ、天気が変われば誰でも頭痛が起こるわけではなく、影響の受け方には個人差があります。
とびー
「気象病」って聞いたことがあります。それなんでしょうか?
天気の変化に伴う不調をまとめて「気象病」や「天気痛」と呼ぶことはありますね。ただ、その呼び方だけでは頭痛の種類や原因までは分かりません。どこが、どんなふうに痛むのか、吐き気などがあるかも確認していくことが大切です。
とびー
首肩こりもあるけれど、関係しているの?
頭が痛い日は、首や肩もガチガチなんです。肩こりが原因なんでしょうか?
首肩のつらさが一緒に出ることはありますが、「肩こりがあるから頭痛が起きる」とは限らないんです。片頭痛の症状の一つとして、首の痛みやこわばりが出ることもあります。頭痛と首肩の不調が、どんな順番で出るかも聞かせてくださいね。
とびー
首と肩をほぐせば、雨の日の頭痛も全部よくなる、というわけではないんですね。
そうですね。首肩の状態をみることは大切ですが、それだけで天気に伴う不調をすべて説明することはできません。繰り返す頭痛や生活に支障が出る頭痛は、医療機関で種類を確認し、対処法を相談しておくと安心です。
とびー
天気は変えられないけれど、できることはあります
天気が原因だと、自分では何もできない気がしてしまいます…。
まずは、頭痛が出た日や時間、痛み方、睡眠、食事、使った薬などを簡単に記録してみましょう。天気も一緒に書くと、体調との関係を振り返りやすくなります。「雨の日だから」と決めつけず、ほかに重なっていることがないかを見るのがポイントです。
とびー
そういえば、忙しくてお昼を抜いた日や、水分をあまり取っていない日もあります。
食事を抜いたり水分が不足したりすることも、頭痛のきっかけになることがあります。食事や水分補給を忘れず、なるべく生活リズムを揃えてみてください。痛みがある日は無理をせず、落ち着いて休める時間をつくることも大切ですよ。
とびー
鍼灸では、どんなことを相談できますか?
頭痛と一緒に首肩もつらいときは、鍼灸院で相談してもいいですか?
もちろんです。頭痛の出方や医療機関での診断、首肩のつらさ、普段の生活について聞かせてください。鍼灸は、片頭痛や緊張型頭痛について研究され、痛みの軽減に役立つ可能性が示されています。ただし、それは「気圧への反応を治せる」「雨の日も必ず頭痛が出なくなる」という意味ではありません。状態に合わせて、ケアの選択肢として考えていきましょう。
とびー
天気だけのせいにせず、頭痛の出方と身体の状態を見ていくんですね。まずは記録してみます!
まとめ
天気の変化が頭痛のきっかけになる方はいますが、原因や対処法は一人ひとり異なります。頭痛と首肩の不調の出方を記録し、食事・水分補給・生活リズムも振り返ってみましょう。繰り返す頭痛は医療機関で相談し、首肩のつらさも含めたケアの選択肢として、鍼灸をご相談ください。
突然の激しい頭痛、手足の麻痺、言葉が出にくいなどの症状がある場合は、天気のせいと判断せず、119番などで救急受診してください。
森空堂では、首肩のこりや頭痛など、日々のつらさについてご相談をお受けしています。ご予約の際や問診時に、症状が出るタイミングや気になっていることをお聞かせください。
参考情報
- American Migraine Foundation:天気と片頭痛
- American Migraine Foundation:首の痛みと片頭痛
- 米国国立補完統合衛生センター(NCCIH):頭痛と補完的なケア
- 英国国民保健サービス(NHS):頭痛・セルフケアと受診の目安
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